こぼれ話 <文章中の注釈について>
文章中に、※や(1)をつけて、本文が一段落したところに別途説明を記載することを注釈と呼びます。この注釈には三種類があります。
① 本文中に記載すると読みづらくなるので別の場所に記載する。でも、重要な内容で必ず読んでほしいもの。第2章「箇条書き」の事例にあった注釈がこれにあたります。こうした注釈は、本文の直後に配置します。
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② 本文中の難解な用語や、引用の出典を記載するもの。欄外のページのフッターに配置されたり(脚注)、文章全体の末尾にまとめて掲載されることもある。
③ 本文中に記載したくない内容を、目立たないようにページの隅に小さな文字で記載するもの。これは、広告にしばしば見られる注釈で、要注意です。
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100万円以上の定期預金 金利1.0% (3ケ月もの※)
※ 3ケ月の満期後は自動継続となり、一般金利が適用されます。
この広告の場合、読み手に知らせたいのは優遇金利についてです。実際には、3ケ月という短い期間に限っての優遇で、それを過ぎると一般金利に戻ってしまうわけですから、メリットは大したことないのです。注釈がないと、顧客をだますことになるので記載してありますが、ここは読ませたくないのが広告主の本音でしょう。
このように、注釈には「読ませたい注釈」「読ませたくない注釈」があるので、後者の場合には、小さな字で書かれているほど重要性が高いと判断し、熟読するよう心がけてください。
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